【派遣辞めたい・・・】と思ったらすぐにやってほしい6つのこと

連日ニュースで流れている新型コロナウィルスによる影響は、大きな問題として私たち派遣社員の前にも立ちはだかっています。
みなさんの中にも正社員との待遇の差にうんざりして「もう派遣なんてやめてしまいたい」と思っていたり自宅待機中にやりたいことが見つかって「もう仕事いきたくないな」とぼんやり考えている人はたくさんいると思います。

そこで、それぞれ理由は違ってもとにかく「派遣辞めたい」と思っている人にぜひやってみてほしいことをまとめてみました。毎日何もできずにただ悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。

辞めたい理由を冷静に分析してみる

始めに、まずあなたが辞めたいと思った理由を客観的に考えてみましょう。「客観的」にというところがポイントです。辞めたくなった直接の理由はなんですか。

例えば「あの人がどうしても嫌い！！」ではなく冷静に事実だけを見てください。「会議で私が発言した後から態度が冷たくなったな」とか「たばこを吸いに行って帰ってきた時にだけ優しいな」のように。嫌いになるにはそれなりの理由があるはずです。そしてそれが辞めたい理由につながるほどに大きくなってしまったのはなぜでしょう。それは本当に解決できないことでしょうか。

また、あなたがずっと先輩にいじめられていて「もう辞めたい！」と思っているとしましょう。しかし仲の良い同期や働きやすい環境を捨ててまで、その先輩から逃げる意味はあるのでしょうか。冷静に考えれば答えは浮かんできます。1か月後にご家族の看病でその先輩がいなくなる可能性もゼロではありません。

一時の感情で動いて後で後悔するのだけは避けたいですよね。そのためにもぜひ、呼吸を整えて冷静に分析してみることが大切です。

辞めたい度数を測定してみる

辞めたい理由を冷静に分析出来たなら、ぜひ「今のあなたの辞めたい度」を測定してみてください。1（そんなに辞めたくないかも）～１０（絶対辞めたい）の間で今の自分の気持ちを数値に表してみましょう。過去にあったことを思い出してみてください。これよりもっとつらいことを乗り越えたことはありませんでしたか？心の底から本当に辞めたいのですか？この度数を自分で測定することで「あれ？意外と大丈夫なのかも・・・」と気づくかもしれません。なによりも冷静に自分の気持ちを確かめることが大切です。

誰かに相談してみる

ここでいう誰かとはなるべくフラットな関係の「誰か」のことです。いつもあなたの味方をしてくれる親友やあなたにベタ惚れの彼氏ではあまり意味がありません。そうでなく離れて暮らす姉妹や、久しぶりに会う友達など、近すぎない誰かに今の状況や冷静に分析したことを聞いてもらいましょう。人に話すことで自分の意見もまとまり、これからどうしたいかを正しく判断することができるかもしれません。

ここまでであなたはどれだけ冷静になれましたか？私がみなさんに最もしてほしくないことは「感情的な行動」です。「とにかく辞めたい！」と感情を優先して行動してしまうと、一瞬であなた自身の未来を壊してしまう結果につながりかねません。

・今の職場の条件と同等の条件の職場が見つかるとは限らない（それより悪くなることは十分あり得る）

・担当営業の信頼を失えばその派遣会社からの仕事の紹介はなくなる

・収入がなくなっても生活は続くため、お金がなくなる

このことを忘れてはいけません。「我慢してでも働いておけばよかった」などと後悔しないためにも一旦冷静になることが何よりも大切です。

それでももう、仕事に行きたくない・・・そんな時は

契約終了日までがんばれそうか考える

よく考えた結果どうしても辞めたいと思った時、次の契約の更新日までがんばれそうか考えてください。

有給休暇の消化

辞める前に有給休暇があと何日残っているかを確認しましょう。同一の派遣会社で働き続ける場合は条件付き（1か月以内に次の職場で働くなど）で持ち越せることもありますが、派遣会社が変わってしまうとその有給休暇はすべてなくなります。基本的にフルタイムで6か月以上働いていれば10日以上の有給休暇が付与されているはずです。必ず確認してください。

無断退職はしないほうが良い

だれもが1度は頭をよぎる「このままバックレてしまおう・・・」という悪魔のささやき。これを実際に実行してしまった場合、後が本当に大変です。
まず間違いなく派遣会社の営業担当はあなたの自宅にやってくるでしょう。これは別にあなたのことを考えて、とか説得したくて、ではありません。派遣会社と雇用契約を結んでいる以上、派遣会社は私たちの「生存確認」が義務づけられているのです。連絡がとれないまま放置されることはまずありませんし、下手すると警察沙汰にもなりかねません。アルバイトの気分での無断退職はしないで下さい。

もし本当にどうしても明日から行きたくない、と思い詰めてしまっているなら無理して出勤する必要はないのです。担当者に1本連絡をして正直に話せば分かってくれるかもしれません。それが無理なら「家族の看病」や「自身の入院」などの理由をつけてもう出勤ができない旨を伝えましょう。無理に出勤して心を壊してしまうくらいなら少しの嘘をついてでも自分を守ってあげてください。

次の仕事のことを考える

辞めると決まった瞬間からはもう悩む必要はありません。次の仕事を探し始めましょう。条件の良い派遣先は同じように仕事を探している人との争奪戦です。派遣会社にもよりますが、希望した派遣先に職場見学に行けるのは書類選考と詳細な条件のすり合わせで決定した1人だけです。なるべく早く次の仕事が決まるよう、複数の派遣会社に登録してみるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は派遣を辞めたいと思った時にしてほしいことをまとめてみました。
私は「無理してまで仕事を続ける必要はない」と思っています。
あなたが辞めたくらいで会社は決してつぶれないでしょう。それよりもあなたが会社につぶされてしまう可能性のほうが高いと思いませんか？
今の職場がすべてではありません。辞めたいと思ったら辞めてしまっても良いのです。