昨今のジェンダーレス旋風により私たちが漠然と抱いている「女だから・・・」「男だから・・・」といったイメージは社会的に取りはらわれつつあります。
しかしながら個人に目を向けてみると、多かれ少なかれ、育つ過程で植えつけられたバイアスが強く残っているのもまた事実です。それどころか、社会の波に乗りきれていないことに人知れず悩んでいる人たちがいることも忘れてはいけません。実は私もその1人でした。小さなことですぐに落ち込みうじうじと考えてしまうのも、1人じゃ何もできないと始める前からあきらめてしまうのも心のどこかで「女だから・・・」と理由をつけて「良し」としていたのです。しかしこれではいけないと気付き、行動にうつすことで明らかに世界は変わりました。今日はそんな私が似たようなことで悩んでいるあなたへ向けて、明日からの自分を変えるために意識していたことをいくつか書きだしたいと思います。
アラサー過ぎて「1人じゃ何もできない」と思っているのはただの痛い女
幸い私は孤独に強いたちです。焼肉、国内・海外旅行、ライブや温泉やジムなどのすべてにおいて、1人の方が気楽で良いと心の底から思っており、わざわざコミュニティを作って騒いでいる人たちが不思議で仕方ありません。
群れることのデメリット
まず第1に、女同士が何人か集まれば、始まるのはマウンとの取り合いでしょう。
私も何度も見てきました。好きなバンドのコミュニティなら「ファン歴の長い」ほうが優位にたち、ママ友のコミュニティなら「旦那の年収が高い」ほうが優位にたてる。もちろんこれはほんの一例で、いたるところでマウント合戦は始まります。外から見ている分には「放っておこう・・・」と思えるのですが、いざ自分の入っているコミュニティ内でマウント合戦が始まると不思議なことに黙ってみてはいられません。何とかしてこの輪の中の誰よりも優れているところを見つけ、不自然にならないように計算しながら頂点を目指す。下手なスポーツより体力を使うこの行動、はっきり言って時間と労力のムダです。言われなくてもみなさんうすうす気づいてますよね?
必死でマウントをとりに行った後の虚無感と後悔にも似たいやな気持ちを味わった経験があるのは私だけじゃないはずです。
そしてもうひとつ、コミュニティにおいて欠かせないものと言えば「いじめ」です。
多かれ少なかれ自分と気の合わない人というのは必ず存在します。生まれ育った環境や今日までの人生の中で考え方が1人1人違っているのはごくごく当たり前のことです。
それなのに私たちは自分と考え方や価値観の異なる人のことを「おかしい」「悪い」と思ってしまいがちです。
人がたくさんいればいるほど、似たような価値観の人が固まってグループを作り、少数派を「悪」だと決めつけて排除しようとする。これがいじめの原型だと私は思っています。ここまで分かっていても群れているとなぜか「自分たちが正しい」と信じて疑わないんですよね。他の人の価値観を分かろうともせずに少数派をどうにかして貶めようとする。これも本当に労力と時間のムダ。
なれ合いは生産性ゼロ
ここまできて、私が何を言いたいかというと「1人でも好きなことを好きなようにする」のが強い女になるための第1条件だということ。
周りの目を気にしてしたくもないことをしたり、やりたいことがあるのにあきらめてしまうのは本当にもったいないです。大人になるにつれて、当然ですが人生の残り時間も少しずつ減ってきます。何も考えずに周りに流されているとあっという間に後戻りできなくなってしまいますよ。
そしてもう1つ、1人で好きなことをする最大のメリットは「人間関係で悩まなくても済む」ということです。
私たちの悩みの大半は人間関係を起点としています。余計な人間関係を思い切って排除し、好きなことに打ち込んでいれば自然と心から健康になれるのです。
新しいことに自分から挑戦することでいつまでも若い心を持ち続ける
あなたは同じことを繰り返す毎日が当たり前になっていませんか?
退屈な毎日を誰かや何かのせいにしてあきらめて過ごしていませんか?
今日の自分は過去の自分の結果です。今の自分がだらしなく太っていて、見るに堪えない姿であれば
それが今まで過ごしてきた自分の結果なのです。
余計な人間関係から解放されたあなたはその時間を自分の好きなことに使う権利を持っています。なんでも良いのです。新しいことに挑戦してみましょう。
習い事をするもよし、ジムへ行くのも良し、自炊してみるのも良し。今までしていなかったことを新しく始めることで新たな刺激を受け、挑戦したという経験はあなたの自信へとつながります。
30歳だから・・・40歳だから・・・50歳だから・・・というのは一切関係ありません。
なぜならこれはあなた自身の新たな挑戦だからです。あなたが何歳でも「今日から始める!」と決意したことであれば他人がどう思おうと関係ないのです。