どうも。登録した派遣会社はゆうに20件を超えている筆者の9月です。
派遣会社は全ての登録作業をWebで完結させることは原則としてできません。(できるところもありますが、多くの場合Webでは仮登録までしかすることができず、本登録(身分証明書による本人確認)や実際のお仕事紹介には来社が必要という形が多いです)
派遣登録する時は自宅に近い最寄りの登録会場に自分で出向くのが一般的となっています。仕事を紹介してもらう身分であまり文句は言えませんがこれ、正直面倒くさくありませんか?
しかもせっかく出向いて登録しても、その日のうちに仕事が決まることはまずありません。
派遣会社で仕事を得るためには
という長い道のりが待っているのです。
そこでこのこの記事では派遣登録会の基本的な流れと仕事紹介までの工程を、できるだけ早く効率的に進めて、なおかつお仕事紹介率までアップしてしまうとっておきのノウハウを紹介していきたいと思います。
派遣会社の登録会当日の流れ
派遣の仕組みについての説明
自分が登録しようとしている派遣会社から、派遣の仕組みについての説明を受けます。
大まかにいうと派遣会社、派遣先企業、あなた、の関係性、派遣社員として働くうえで気をつけなければならないこと、福利厚生についてや各種保険についての説明があります。もし、これがあなたにとって初めての派遣登録会で分からないことがたくさんあるのならここで積極的に質問し、これから派遣社員として働く中で不安が残らないようにしましょう。
プロフィールの登録
履歴書と職務経歴書を自分で入力していきます。
派遣会社に仕事を紹介してもらう時に目安となる希望職種や希望条件も一社に登録します。
(このプロフィール登録はWebで登録が可能となる派遣会社が多数あります。特に職務経歴が多い人は一つの職場で働いていた期間を思い出すだけでも時間がかかってしまうことがあるかもしれません。時間短縮のためにも最低限前もって思い出し、書き出しておくことはしておいたほうがよいでしょう。)
スキルチェック
多くの派遣会社で実施されているスキルチェック。私が登録してきた派遣会社でも9割がこのスキルチェックを実施していました。
何をするかというと、一般的にはパソコン操作のテストを行うことが多いです。あとは語学のスキルチェックを行う場合もあります(希望職種による)。
タイピングのスキルチェックは、パソコンに表示される言葉や文章を、「制限時間内にどれだけ早く正確に打てるのか?」を確認していきます。
一般事務を希望するなら1分間に60文字が目安です。60文字が実務レベルの基準であり、仕事で問題なくパソコンが使えるレベルと判断されるからです。
日本パソコン能力検定委員会が主催する「マイパソ」の基準が参考になります。
面談
ここで派遣会社のコーディネーターとの面談があります。
私の場合、ここでいくつかの仕事を紹介してもらえたことがありました。
おそらくスキルチェックをしている時に担当のコーディネーターが私のプロフィールを見て、合いそうな仕事を探してくれたのだと思います。
(もし私と同じようにここで仕事を紹介してもらった場合、その紹介の返答がこの先の仕事紹介の判断基準となる可能性がとても高いです。しっかりと見極めて返答しましょう。)
ここでは自分の希望条件をしっかりと伝えましょう。コーディネーターはいわば「人選のプロ」です。ここで希望条件を伝えることでコーディネーターの人たちはこちらがどんな仕事がしたいのか、またどんな仕事が向いているのかを汲み取ってくれます。
また逆に絶対にしたくない仕事、職種があればそれも具体的に伝えましょう。
(例:コールセンターはNG。
コールセンターはOKだがこちらから電話をかけるタイプの業務はNG。など)
あとは、これまで働いてきた仕事の経験もできるだけ具体的に伝えましょう。
前職がこれから希望している職種と全く関係がなかったとしても経験した仕事全てを伝えたほうが良いです。
経験はあなたにしかない大切なアピールポイントです。自信をもって話してみましょう。あとは勤務開始可能日、勤務するうえで何らかの事情があり働けない曜日や時間帯があればそれもしっかりと伝えましょう。
仕事紹介
面談のあと、コーディネーターさんからの仕事紹介がある場合があります。派遣会社が持っている案件の中から自分に合いそうなものをいくつか紹介してくれる場合が多いです。もしここで自分の希望条件にピッタリのものがあればそれをしっかりとアピールしましょう。ここで自分に合いそうなものがなかったとしても派遣会社はホームページに案件を大量に載せており、自分で検索条件を設定し検索できるようになっています。これから先はこのホームページで自分のやりたい仕事にエントリーする方法がメインとなってきます。
ただ覚えておいてほしいことは、ここでコーディネーターさんから紹介される仕事は条件面だけでなく、会社の雰囲気や環境面もコーディネーターさんが把握したうえで私たちに合った仕事を紹介してくれている、ということです。
希望条件を明確にしておき伝えるのはもちろんですが、それよりも私たち自身をしっかりと知ってもらうことが登録会を通しての課題となってきます。意識してみてください。
登録会への持ち物
登録会へ行くときの持ち物は以下の通りです。
印鑑
派遣社員として登録するうえで書類に印鑑を押さなければならないため必要となるようです。シャチハタオッケーのところと不可のところがあります。前もって確認してください。
身分証明書
本人確認のとれる、現住所の記載のある身分証明書を用意しましょう。
通帳またはキャッシュカード
給与振込先を登録する際に必要となります。
上記3つは必ず必要となります。
必ずではないが必要となるかもしれないもの
職務経歴書
事前にWebで登録していれば必要ないかもしれませんが必要となる場合もあるようです。
履歴書・顔写真
場合によっては必要となることもあるようです。
当日の服装・化粧について
登録会当日はどんな服装で行けば良いのですか?
はい。基本的にはスーツをおすすめします。
派遣会社によってですが、登録会の時に履歴書用の写真を撮影する場合があり、この写真は自分が志望した企業へ送られるスキルシート(履歴書のようなもの)に使われることがあります。この時、相手先企業の方に見られて好印象なのはやはりスーツでしょう。もしくは夏場などの回避策としてオフィスカジュアル、という選択肢もあります。どちらにしても上半身は襟付きのシャツで、写真を撮られても恥ずかしくないよう準備しておくことが前提です。
また明らかに派手な服装や肌の露出は厳禁です。迷ってしまう人はオフィスカジュアルのような服装でもかまいませんので清潔感が出るよう意識してみてください。
いつもどおりの化粧をして行ってもかまいませんか?
いつもどおりがどの程度かは人それぞれだと思いますが先にも書いたとおり「清潔感」があるかどうかで判断しましょう。目の周りにきつめのアイラインを入れ、グロスたっぷりの金髪に近い髪色の人を見て企業の人事担当はどう思うでしょうか。ぜひ常識の範囲内での服装・化粧で行くことをおすすめします。
登録会へ行き派遣会社への登録が完了したのにその後の連絡がない!!
派遣会社へは、毎日多くの人が登録に訪れています。派遣会社側は私たちに登録してもらってなんぼの世界。登録会当日は良くしてもらえるかもしれませんが、その先もずっと1人1人親身になって1から10まで面倒を見てくれる派遣会社などまずありません。
私たちにできることは毎日更新されているお仕事情報をチェックし、気になるものがあったら積極的に応募することです。自分から積極的に応募することで派遣会社側に「この人はやる気があるな」「この人はすぐにでも働きたいと思っているな」と印象付けることができます。そうすることで自然と紹介されるお仕事の量が増え、早めに希望の仕事を見つけることができるでしょう。
まずはリクナビ派遣へ登録
派遣会社を探しているならまずは「リクナビ派遣」へ登録することをおすすめしています。リクナビ派遣はいわば「派遣会社のセレクトショップ」。とにかくたくさんある
派遣会社の中から自分の希望に合った職種に強い派遣会社を見つけることができるのです。
初めて派遣で働こうとしている人はもちろん、今まで派遣で働いてきて、今の派遣会社に対し、不満や要望がある人にも私は「リクナビ派遣」へ登録することをおすすめします。プロフィール登録で希望条件さえしておけば自分にピッタリの仕事の案件が入った時にお知らせしてくれる機能もあり、さらにホームページ上で「いいな」と思った募集案件を保存しておけばその派遣会社からのスカウトを受けることもできるのです。
ずっと同じ派遣会社で働いている人はこの機会に派遣会社を見直してみても損はしませんよ。
まとめ
いかがでしたか。今回は派遣の登録会へ行くうえで知っておいてほしいことと、登録会の流れについてまとめてみました。
派遣として働くうえで登録会は避けては通れない大きなイベントです。
無理をしない程度にありのままの自分をコーディネーターに知ってもらうことが登録会全体を通しての大きな目標と言えます。
この記事を参考にして、みなさんがバラ色の派遣ライフを送れるようになることを心から祈っています。