これまでの記事で派遣社員として働くまでに行う、派遣会社の登録会や
派遣の仕組み、そして職場見学や顔合わせについて勉強してきました。
しかし、顔合わせまでにどんなに完ぺきな対策をとり、その通りにふるまうことができたとしても、あなたの服装身だしなみがその場に合っていないといつまで経っても仕事は決まりません。
以前も書いたように顔合わせはたった1回の選考面接と同じなのです。そこで今回は、とにかく相手の第一印象を悪くしないための身だしなみについて具体的に解説していきます。
第一印象を絶対に悪くしないための身だしなみチェック
身だしなみとは、相手に不快な思いをさせないための最低限のエチケットです。
身だしなみが相手の第一印象に与える影響は実に55%以上とも言われています。
ここでは分かりやすくチェック項目になっています。みなさん自分自身できちんとできているかをチェックしてみてください。
髪の毛
髪はその人の清潔感をもっともストレートに表します。
□金髪・明るい茶髪になっていないか
□長髪はきっちりと結ぶ
(お辞儀をして落ちてこないよう)
□洗髪してきれいな状態である
□くし・ワックスなどできちんと整えた
□眉毛・ひげ・鼻毛の処理はしたか
化粧
良かれと思い、やりすぎてしまうのもNGです。
□ノーメイクはNG
□ファンデーションは肌の色と合っているか。厚塗りはしていないか
□アイライン・アイシャドーはあくまで自然か(濃すぎるとビジネスシーンにふさわしくありません)
□チークもあくまで自然か(血色を良く見せるよう、オレンジ系やピンク系を薄めに)
□リップは色味を抑えたものがナチュラルに仕上がります
(あまり派手なネイルは好ましくありません)
□手はきれいに洗ってあるか
□洋服にシワが入っていないか
□洋服に染み・汚れがついていないか
□靴に汚れはついていないか
□香水をつけすぎていないか
□たばこのにおいがついていないか
□ピアス・指輪などのアクセサリーは最低限か
□ポケットにものを詰め込み、パンパンになっていないか
□シャツ・カーディガンのボタンは取れていないか
顔合わせの時の服装は?
ここからは顔合わせの時の服装についてのお話です。
私も何度も経験しているけど顔合わせの時って本当に何を着て行けば良いか迷ってしまいますよね。
迷ってしまったらスーツで行きましょう。
スーツで行って悪い印象を持たれることはまずありません。
ただ、私のようにスーツを持っていない人はどうしたら良いのでしょう。
この場合「派遣会社の担当営業の人に聞く」が正解です。
すみません。私、スーツを持っていないのですが顔合わせにはどのような服装で行けば良いですか?
顔合わせの日程調整をしている段階で担当の営業さんと話す機会があります。その時に上のように聞いてみましょう。営業担当者は今までに数多くの顔合わせに同席しています。どんな服装で臨めば好印象か、また逆に悪印象かを熟知しているはずです。
まずは自分の担当営業に聞いてみましょう。それができない場合は以下を参考にしてください。
イメージは彼・彼女の親御さんに会いに行くコーディネート
身だしなみというのは「自分を知ってもらう」のではなく「相手に好印象を持ってもらう」ものです。この状況に近いものといえば・・・まさに「彼・彼女の親御さんに会いに行く」というシチュエーションでしょう。大好きな相手の親御さんに会いに行くときにわざわざ個性をアピールしようと個性的なおしゃれをして行く人はいないのではないのでしょうか。みなさん、親御さんに嫌われないようにどんな服装で行ったら気に入ってもらえるかを想像しませんか。まさにそれです。相手に不快感を与えない。且つ好かれようとするのは確かに難しいかもしれません。しかし、常識の範囲内で無難なものを選べばまず、嫌われることはありません。
コーディネート一例
アイテム | 色・素材 |
ジャケット | 黒・グレー・ネイビー かっちり目の素材 |
カーディガン | 黒・グレー・ベージュ |
シャツ・ ブラウス | 白・淡いブルーやピンク (柄:ストライプなど) |
カットソー | 白・淡いブルーやピンク (できれば襟付き) (Tシャツ・ロンT1枚は避ける) |
スカート | 黒・ネイビー・グレー・ベージュ (デニムは×) (素材はかっちり目) |
パンツ | 黒・ネイビー・グレー・ベージュ (デニムは×) (素材はかっちり目) |
パンプス | あまり飾りのないもの 素材は革が無難 |
革靴 | ストレートチップ プレーントゥ 素材は革が無難 |
私のおすすめ。最大90%オフのショッピングサイトです。
まとめ
何度も言いますが派遣会社で言う「顔合わせ」は実質「採用面接」と変わりません。
ここで不採用となるとまた、希望の仕事を探すところから始めなければならないのです。
身だしなみや服装は自分で気をつけることができれば相手の印象を変えることができます。ささいなことで自分のしてきた努力が無駄になってしまうことの無いよう、しっかりと対策することが明るい未来へとつながるのです。